◆ベンガル猫の歴史◆
ベンガル猫は比較的最近確立された品種の猫です。
1970年代に頃に猫の白血病に対して先天的な免疫力を持つと言われる、「ヤマネコ」であるベンガルヤマネコからワクチンを採取しようと試みた事が始まりとなっており、「イエネコ」のエジプシャンマウ、アビシニアン、オシキャット、バーミーズ等を交配させて作られました。
現在では世界最大の血統登録機関であるTICAでのベンガルの登録数は6万頭を超えると言われています。
そのような経緯からベンガル猫は猫白血病にかかりにくい猫種とされます。
◆ベンガル猫の特徴◆
少し前の時代のベンガル猫はベンガルヤマネコの野性味を強く残していました。
多くのブリーダーの努力の結果、現在は毛並、模様共に祖先のベンガルヤマネコを超えた美しさを作り出すことに成功しています。
筋肉質のがっしりした体型です。大きく開いた耳、たくましい頭、大きなポディーにバネのある四肢を持ち、全体的なイメージは野生味に溢れています。
美しい模様がなによりも魅力的ですが、大変社交的な性格も大きな特徴の1つです。
◆ベンガル猫の柄の特色◆
毛の柄と模様は、スポッテッドとマーブル、ロゼットがあります。
スポッテッドはヒョウ柄のブチ、マーブルは渦巻き状のシマ模様です。毛の色と柄・模様がよりスタンダードに近いものが値段の高さにつながります。スポッテッドの中でもヒョウやジャガーのように濃淡のある斑点のことをロゼットと言い、バラの花びらに似ている形で違いが明らかな2色の色からなる模様が良いとされます。
イエネコでロゼットを持つ猫はベンガルだけです。
ロゼットを持つ子は子猫の時からはっきり分かります。







ベンガルとしては比較的珍しい種類と言えます。
また、毛のツヤは最も高級感があるビジュアルと言われ、ベンガル猫特有の光沢は「グリッター」と呼ばれる金色の毛質で、手触りはシルクのようで猫の中でNo.1と愛好家は言います。
家の中にベンガルがいるだけでも、ゴージャスな雰囲気をかもしだします。基本的に短毛なのでブラッシングはあまり必要なく、手ぐし程度で大丈夫です。
また独自の特徴としては猫にしては珍しく水に濡れることも嫌がらず水遊びが出来るという事です。
体長 | 55~80cm |
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オスの体重 | 5~8kg |
メスの体重 | 3~5kg |
◆ベンガル猫の毛色◆



スポッテッドはヒョウやジャガーのように濃淡のある斑点(ロゼット)がよく、マーブルの場合はクラシック・タビーではよいとされる楕円形の縞(ブルズ・アイ)は欠点となる。
その他の毛色では、公認色ではありませんので繁殖やキャットショーからは除外されますが、ブルーやブラック、ロングヘアも生まれることがあります。メラニスティック(ブラック・ベンガル)と呼ばれる個体は、外見は普通の黒猫のようですが、光に当てると黒豹のように斑点が浮き上がって見えるといわれていますが、数が少ないため詳しいことはわかっていません。ロングヘア・ベンガルに関しては個別の品種として確立しようという活動が始まっています。
◆ベンガル猫の性格◆
性格
・元気で甘えん坊
・温厚で社交的
・賢くて遊びが大好き

温厚で社交的な性格をしているので、子どもや赤ちゃんのいる家庭でも安心して飼うことができますよ。子猫のうちから兄弟や親、他の猫と多頭飼いされたベンガル猫は特に愛情たっぷりに育ち、元気な甘えん坊に育ってくれます。
賢くてすぐ覚えるのでトイレのしつけもとても簡単。
野生の血をひいているため、跳躍力が優れていて遊びが大好き!キャットタワーや猫じゃらしなどで遊ばせると大喜び、運動不足解消にも効果的です。
◆ベンガルの子猫の値段◆
[ベンガル平均価格 (国内血統書付)] カラー 柄ブラウン ロゼット 20万円〜40万円
ブラウン マーブル 10万円~15万円
シルバー ロゼット 20万円~40万円
シルバー マーブル 15万円~20万円
スノー ロゼット 25万円~50万円
スノー マーブル 15万円~30万円
チャコール系 ロゼット 25万円~50万円
チャコール系 マーブル 15万円~30万円
スタンダードに近い子猫、スタンダードより外れた子猫
人気カラーによってもお値段は違って来ます。
タイプによっては提示価格より高く成る場合も有ります。
外面的に問題が有る場合は上記に限りません。 (歯の噛み合わせ、尾尻の曲がり、漏斗胸等)
あくまで目安とお考え下さい。
◆ベンガル猫の平均寿命や健康について◆
寿命
・14歳前後
病気
・遺伝的にかかりやすい病気は無い猫種
・ややストレスに弱い
というのも猫の寿命はベンガルのような純血種より雑種の方が長寿である傾向にあり、猫全体の平均寿命には雑種も多く含まれているため、それに比べてベンガルの平均寿命はやや短命であるという結果になっています。
特有の病気はありませんが、「ストレス性の皮膚疾患」等に注意してあげる必要があります。
野生のなごりでやや敏感な性質を残していますので、狭い環境や落ち着かない環境ではストレスを抱えてしまうことがあります。
